Atlas LP
  1. ホーム
  2. ブログ
  3. ボット設定の事前検証チェックリスト:暗号資産チーム向けガイド

Atlas LP

ボット設定の事前検証チェックリスト:暗号資産チーム向けガイド

マーケットメイキングボットを稼働させる前に、暗号資産チームは設定が正確・安全・コンプライアンスに適合しているかを徹底的に確認する必要があります。本ガイドでは、スムーズな運用開始のための重要な検証ステップを解説します。

公開日

なぜボット設定の検証が重要なのか

マーケットメイキングボットの導入は、慎重な準備が求められる技術的プロセスです。暗号資産チームが稼働前にすべての設定を正しくコンプライアンスに沿って確認することで、コストのかかるミスや運用リスクを回避し、選択した取引所で健全かつ本物の流動性を維持できます。このチェックリストは、Atlas LPを使った実践的な設定検証のステップを提供します。

1. 取引所とシンボルのサポート確認

ボットの設定前に、選択した取引所と取引ペア(シンボル)がAtlas LPでサポートされているか必ず確認しましょう。対応現物取引所は以下の通りです:

  • Binance
  • DigiFinex
  • LBank
  • BingX
  • XT.com
  • Biconomy
  • Toobit
  • CoinW
  • P2B
  • Azbit
  • Dex-Trade

注意:Atlas LPは現物取引のみ対応。マージンや先物はサポートしていません。

2. APIキーの安全な管理と検証

取引所APIキーの取り扱いには最大限のセキュリティが必要です。Atlas LPでは**閲覧(Read)と現物取引(Spot Trading)**権限のみ必要で、出金権限は一切不要です。すべてのAPIキーとシークレットはAES-256-GCMで暗号化され、取引所へ接続するワーカーのみが復号します。

チェックリスト:

  • ボット専用のAPIキーを、最小限の必要権限で作成する
  • 出金権限が無効になっているか再確認する
  • APIシークレットは安全に保管し、Atlas LPでは保存後に再表示されないことを理解する
  • API検証ツールで接続性や権限を確認する(ティッカー、板情報、シンボルルール、残高、注文・約定履歴をチェック。オプションで相場から離れたテスト注文の発注・キャンセルも可能)

3. 戦略の選択と設定

Atlas LPでは現在、ベーシックマーケットメイキング戦略が利用可能です。これは、固定の基準価格を中心に複数の指値注文を板に並べる方式です。他の戦略タイプは「近日公開」と表示され、現時点では利用できません。

主な設定項目:

設定項目説明
スプレッド最小/最大(bps)注文バンドの幅(最低40bps=0.4%)
日中・時間帯バンド時間帯ごとに異なるスプレッドを設定可能
買い/売りレベル数各サイドに並べる注文の段数
レベル間隔(bps)各レベル間の間隔(0.1bpsから設定可能)
注文サイズ範囲注文ごとにランダムで決定(最小・最大と取引所最小数量/金額を満たす)
ティック間隔注文を更新する頻度(最短0.5秒、デフォルト3秒)

チェックリスト:

  • 最良買い・売り間で最低40bps(0.4%)以上のスプレッドを設定する
  • レベル数や間隔を流動性目標・取引所ルールに合わせて設定する
  • 注文サイズが自身の要件・取引所の最小数量/金額を満たしているか確認する
  • ティック間隔をAPIレート制限と応答性のバランスで設定する
  • 時間帯ごとにスプレッドを変えたい場合は日中・時間帯バンドを活用する

4. 稼働前に全設定を検証

Atlas LPはボット開始前に全設定を自動検証します。主なチェック項目は以下の通りです:

  • 取引所シンボルルール(最小/最大サイズ、価格刻み、最小ノーション)
  • スプレッド幅とレベル間隔
  • 注文サイズ
  • ティック間隔

設定に不備がある場合、ボットは開始されません。これにより、誤設定や注文拒否リスクを未然に防ぎます。

チェックリスト:

  • ボット設定画面ですべての設定を見直す
  • 検証をエラーなく通過していることを確認する
  • 取引所が認証情報を拒否した場合、ボットは自動的にエラーで停止する

5. ボット稼働中の監視とコントロール

ボット稼働後も継続的な監視が不可欠です。Atlas LPのコンソールでは、リアルタイムで以下の情報が確認できます:

  • オープン注文
  • 直近の約定(手数料含む)
  • 残高
  • ボットイベント・エラー
  • アカウント資産価値の日次スナップショット

さらに、

  • シンボルごとに個別または全注文のキャンセルが可能
  • ボット停止で新規注文発注を停止
  • 一定時間約定がない場合にTelegram通知を設定可能

チェックリスト:

  • コンソールで注文状況や約定を常時監視する
  • Telegram通知で非アクティブ時も把握できるようにする
  • 日次スナップショットで資産推移を定期的に確認する

6. コンプライアンスとベストプラクティスの維持

本物のマーケットメイキングとは、誰でも取引できる指値注文を板に並べることです。Atlas LPは指値注文のみを発注し、市場注文は一切使用しません。ウォッシュトレード・自己売買・取引高操作などは禁止されています。

チェックリスト:

  • 本物の流動性提供を目的とした戦略設計を行う
  • 価格や取引高の操作を絶対に行わない
  • 取引所や規制のガイドラインを定期的に確認する

稼働前の最終確認

稼働直前に、チームで以下のチェックリストを再確認しましょう:

  1. 取引所とシンボルのサポート確認
  2. APIキーの安全な管理と検証
  3. 戦略設定が取引所ルールに準拠しているか確認
  4. Atlas LPで全設定を検証
  5. 監視・通知設定の準備
  6. 本物のマーケットメイキングを徹底する

これらのステップを踏むことで、暗号資産チームは安全・コンプライアンス・即時稼働可能な体制でマーケットメイキングボットをスタートできます。

対応取引所の詳細は[/ja/supported-exchanges]をご覧ください。流動性ボットの機能については[/ja/liquidity-bot]も参照ください。

Atlas LPはリターン、価格、取引量、上場を保証するものではありません。

暗号資産取引にはリスクがあります。Atlas LP は指値注文を発注・管理するソフトウェアであり、収益、価格、取引量、上場を保証しません。各取引所の規則と適用法令を遵守してください。

← ブログに戻る

よくある質問

Atlas LPで必要なAPIキーの権限は何ですか?

APIキーには閲覧(Read)と現物取引(Spot Trading)権限のみを付与してください。出金権限はAtlas LPで一切必要ありませんし、要求されることもありません。

ボット設定が無効な場合はどうなりますか?

Atlas LPは稼働前にすべての設定を検証します。設定が無効または取引所ルールに適合しない場合、ボットは開始されずエラーが表示されます。

Atlas LPはAPIキーのセキュリティをどのように確保していますか?

APIキーとシークレットはAES-256-GCMで暗号化され、取引所へ接続するワーカープロセスのみが復号します。保存後はシークレットが再表示されることはありません。

異なるシンボルや取引所で複数のボットを稼働できますか?

はい、複数の取引所アカウントを登録し、管理したい各シンボルごとに個別のボットを作成できます。

Atlas LPは先物やマージン取引に対応していますか?

いいえ、Atlas LPは現物取引のみをサポートしています。先物やマージン取引には対応していません。

関連記事

明確な設定で現物流動性ボットを運用

取引所の API キーを接続し、スプレッドバンドと注文レベルを設定して、注文・約定・残高を一つのコンソールで確認できます。

アカウントを作成